アンフェア

高校での必修科目未履修問題がえらいことになっていますね。これに更に油を注ぐ政府の「救済策検討」の報道はとんでもない。
当事者の一方はこれから受験までの期間に不利な状況に置かれるのはアンフェアという。もう一方は、これまで受験科目を余分に勉強する時間を確保してきたのだから、受験がアンフェアになるという。それぞれの立場からの発言としては理解できるのだけれど、ルール違反している人を救済するのはどうかと思う。現実的な(妥協?)案として「受験終了後から3月末に向けて補習により履修時間を確保する」が提案されているが、これでも真面目に履修してきた学生が主張するアンフェアは解消できない。最も真っ当な方法は、受験に必要な科目のために割いた時間を未履修科目の履修に割り当てるべきでしょう。例えば、世界史の時間を数学に割り当てていたのならば、今後の数学の時間に世界史を実施する。それで数学の時間が足りなければ放課後に授業を実施する。受験に関してフェアな状況を作り出すにはこれしかない。

どうして政府や(未履修が明らかになった)学校は真面目にやらないかなぁ。