伊吹文科相の論理

3日続けて必修科目未履修問題について。
伊吹文科相があるパーティーで、単位不足が懸念される学生や学校に対して「気の毒というだけで情緒的な解決をすれば、国家が成り立たない」という意見を述べた。

「今週中に救済策提示」 未履修問題、富山で伊吹文科相
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以前にも述べたが、彼の主張は至極真っ当ゆえ誰も反対できないことにある。大臣として国の行方を舵取りする以上、目前の問題への対処療法のみでなく長期的視点に立って意見するのは適当である。
また、同時に「救わなければならないのは未履修の生徒だけではなく、学習指導要領通りに授業を受けてきた多くの生徒。それを無視して一部のいいかげんな校長のもとにいた生徒を論じる訳にはいかない」と、未履修学生の救済に関して慎重な発言を繰り返している。
さすがである。ここ最近の政治家の中では骨太であり、期待していいんじゃないかな。