やりきれなくて悲しい事件

恐喝未遂、同級生逮捕=携帯メールで金要求−飛び降り自殺の高3男子に・兵庫県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000057-jij-soci

痛ましいというより,やりきれない思いでいっぱいです.
過去にも同様の事件が繰り返されているにもかかわらず,学習できない未熟な学生(加害者)がいることに驚いた.加害者は「痛み」の意味を理解できず,金銭の要求を繰り返していたのだろう.「自分が同様の立場だったら・・」と置き換えれば,痛みは感じられなくても,せめて痛みを想像できただろうに.

学校や自治体がカウンセリングや悩み相談の体制を整えても,そこに頼れない人もいる.教員も全ての学生の状況を把握するのが困難な状況だ.

亡くなられた方は何故,せめて親に相談しなかったのだろうか?
いじめに対して耐えるより,転校など逃げることを選んで欲しかった.

表面化しないだけで,同様の事象は日本のあちこちで起きているだろう.何らかの形で苛められている人は,まず逃げ場を確保することが大切だし,逃げることは弱いこととは同義でないと気づいて欲しい.そして,逃げた後に被害者を守り,加害者を諭すことは大人の責務である.