アウトプットの品質保証

個人的には歓迎すべき方針ですね.

大学の卒業、厳格に 「全入時代」迎え質を確保 中教審

その結果、学力試験を課さない推薦・AO入試で大半の学生を受け入れる大学が増加。小委員会では、「このままでは学士という学位の水準が維持できない」という意見で一致し、卒業厳格化の方針がまとまった。
具体策としては、学部教育で身につけるべき能力として(1)日本語と特定の外国語を使って「読み」「書き」「聞き」「話す」ができるコミュニケーションスキル(2)情報や知識を複眼的、論理的に分析、表現できる論理的思考力(3)自己の良心と社会の規範やルールに従って行動できる倫理観――を挙げ、政府には、学習成果の「参考指針」として提示させる。
(朝日新聞,2007年9月10日)
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工業製品と人間を同一視できないが,アウトプットの品質を保証するのは教育システムとして当然.特に高等教育における卒業生のクオリティの確保はおざなりにされてきたものね.ちなみに引用文に書かれている項目(1)〜(3)は,企業が求める人材像そのものです.

しかし・・・社会人として最低限の判断力を身につけておけよ・・・と,わざわざ明記しないといけない時代になってしまったよ.