卒業式と謝恩会

先日の18日、卒業式が行われた。教員にとっての卒業式は毎年の恒例行事ゆえ、淡々と進む印象しか持たないわけだが、今年は担任をしていたため例年とは受け止め方が異なった。氏名を読み上げる際、自分らしくない事に感極まったのも事実である。もっとも、その後に"呼び方がテキトー"と言われたのはショックだったが。
そして、夕刻から行われた謝恩会。招待を受けていたものの欠席という結論を出した。理由は単純で、進路担当であったにもかかわらず全員の進路を確定できなかった事実に対して責任を感じたのだ。個々の学生の受け止め方はそれぞれ異なるだろうが、担当者としては2名の未定者を出した事実を厳粛に受け止める必要があると感じている。謝恩会が教員への感謝の意を表する場であるからこそ、自分に出席する資格がないとの想いを拭い去る事ができなかったのが欠席の理由である。昨年も今年も、そこまで責任を感じる必要がないという言葉を他の教員からいただいた。しかしながら、彼らの将来に関わる重大事項に関して自分の能力が不足していたばかりにきちんと着地させられなかった事実に対して猛省するばかりである。そして、一方で謝恩会欠席という判断に関して実行委員会一同を落胆させたかもしれず、その点についても申し訳なく思う。