バグのないソフトウェアなんて存在しませぬ

バタバタした1日でしたが,自分の仕事はあまり進まず,他人の原稿添削 &プログラムのチェックに時間をもっていかれた.実は,今,添削が終わったところ.明日は出張だから,朝までに添削を済ませないとならなかったのだ.
さてさて,再び首都圏にて自動改札でトラブルが起きたみたいですね.
日本信号製の乗車券処理機、65駅でまたトラブル
1週間前の大規模障害と同様,SuicaPASMO を相互利用できるようにした際のソフトウェアのバグが原因だとか.
私も以前はシステムエンジニアとして飯を食っていたから,公共性の高いシステムがトラブった時のエンジニアの気持ちは(少しだけれど)分かる.きっと「胃が痛い」どころじゃなくて,不眠不休で対処しているのだろう.大規模なソフトウェアを構築した経験のない人には分からない苦しみですね.曲がりなりにも経験者である自分は,「ソフトにバグがつきものなんだから,大目にみてやってよ」と思う.自動改札がうまく動かないことで改札の通過速度が落ちるのは分かるが,脆弱なソフトウェアに頼って私たちは生きているんだ,という事実を認識して欲しい.
なお,「脆弱な」というのは日本信号さんのソフトを問題視しているのでなく,一般論として「ソフトにバグはつきもの = 脆弱な製品」という意味です.今の職場でもメールサーバが止まると,あちこちから苦情が出てくるようだが,「サーバなんて奇跡的に動いているんだ」という認識の私は「半日くらいで復旧できるとラッキーだな」と考える.こういう認識は世の中の感覚とずれているのかな?